元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表FW上田綺世は、ベルギー1部サークル・ブルッヘからオランダ1部フェイエノールトへの完全移籍がほぼ確実となったようだ。
オランダメディア『1908.nl』は28日に「上田とフェイエノールトは複数年契約締結で合意に達した」と報道。一方、クラブ間交渉ではサークルが1000万ユーロ(約15億円)の支払いを求める中、フェイエノールトの提示額は800万ユーロ(約12億4000万円)と、移籍金に開きがあるとみられていた。
しかしオランダメディア『Voetbal』の報道によると、フェイエノールトの提示額は移籍金800万ユーロとボーナスをあわせて1000万ユーロに達するとのこと。クラブ間で概ね合意に達しており、今週中にも正式決定する見通しだという。
また同メディアは、選手サイドがラ・リーガ(スペイン1部)セビージャやMF守田英正擁するポルトガル1部スポルティングCPへの移籍を拒否していたこともあわせて伝えている。
なおフェイエノールト所属FWサンティアゴ・ヒメネスは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージで最初の2試合に出場できないとのこと。現地では、ヒメネスにかわって上田がプレーするとの見方が広まっている。
上田は昨年7月に鹿島からサークルへ完全移籍し、サークルと2026年7月までの複数年契約を締結。加入当初は本職ではないトップ下でのプレーが続いたものの、昨年10月以降は前線でレギュラーに定着。海外挑戦1年目にしてベルギー1部リーグ戦で22ゴールをあげたほか、昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)でもプレーした。
スポルティングCPやセビージャの他にも、ブンデスリーガ(ドイツ1部)所属クラブやセリエA(イタリア1部)ジェノアも移籍先候補にあがっていた上田。ステップアップ移籍により、初めてCLの舞台に立つことになりそうだ。
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