FC東京は28日、今月12日開催に行われた天皇杯3回戦・東京ヴェルディ戦の違反行為について経過報告。主催者である日本サッカー協会(JFA)によるサポーターへの処分内容を発表したが、SNS上に投稿された動画が新たな波紋を呼んでいる。
この一戦では、キックオフ前に一部サポーターによる発煙筒持ち込みや花火打ち上げなど、JFAの定める「試合運営管理規定」に違反する行為が確認。JFAは当該行為を実行したと申し出のあった人物3名、同行為にかかわった人物1名に無期限の入場禁止処分を科している。
またFC東京は4名について「SOCIOやオフィシャルメンバーシップ会員ではございませんでした」と声明を発表。「申告者以外に同行為にかかわった人物、ほう助した人物の有無も含めて調査、特定を進めてまいります」と、引き続き違反行為の全容解明にむけて動いていることも明らかにしている。
そんな中、「【7/28経過報告】天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会3回戦での事象について」と題したクラブ公式ツイッターアカウントの投稿に、1本の動画が寄せられている。
FC東京ゴール裏で撮影された20秒程度の動画では、花火打ち上げの瞬間が捉えられている。また警備員が花火打ち上げ現場に向かおうとしているが、一部のサポーターが警備員の進路を妨害。違反行為のほう助も確認されている。
それだけにネット上では、「警備員妨害はアウト」と違反行為のほう助に対する批判が殺到。「4人だけではない」「まわり全員が処分の対象なのでは?」「どう見ても共犯」などと、違反行為者のさらなる処分を予想する声も上がっている。
くわえて「関係者の皆様には再発防止の徹底をお願いしたい」「厳格な対応しないと禍根を残すと思う」と、クラブやJリーグ、JFAへの要望も相次いでいるほか、Jリーグのイメージ悪化を懸念するSNSユーザーもいる。JFAをはじめ、関係各所には違反行為の全容解明が求められている。
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