日本代表MF田中碧は、ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフを退団する見込み。移籍先候補にMF遠藤航ら擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトやMF長谷部誠所属アイントラハト・フランクフルトが上がっている。しかし、ここに来てイングランド2部からの関心は冷めつつあるようだ。
ドイツ紙『ラインニッシェ・ポスト』は今月28日に「田中に対するウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC(WBA)からの関心が高まっている」とリポート。イングランドではWBA以外にも、ウェストハム・ユナイテッド、フラム、レスター・シティが依然として同選手の獲得に興味を示しているという。
しかしWBAの専門サイト『ウェストブロムニュース』は、『ラインニッシェ・ポスト』の報道内容を引用した上で「田中にWBA移籍のチャンスはない」と主張。WBAが今年1月に田中の獲得オファーをデュッセルドルフに却下されたことを伝えた上で、以下のように綴っている。
「WBAは今夏の移籍期間で利用可能な資金が不足している。移籍金を伴う選手と契約するとは考えられず、デュッセルドルフに対する再オファーの可能性も低い。それにデュッセルドルフは30日にドイツ2部リーグ開幕戦を迎える。彼らが簡単に売却に誘惑される可能性は低い」
なおドイツ紙『キッカー』が24日伝えたところによると、シュツットガルトやフランクフルトも田中に関心を寄せている模様。同選手の移籍金は300万ユーロ(約4億7000万円)とみられているが、シュツットガルトは現有戦力を放出した後に田中獲得に乗り出す可能性があるという。
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