セレッソ大阪所属の元日本代表MF香川真司は28日、パリ・サンジェルマン(PSG)戦で決勝ゴールをマーク。試合後、チケット代の高額設定に苦言を呈したが、ネット上でも同選手への賛同意見が多く寄せられている。
今年夏開催の「パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2023」には、PSGやC大阪、セリエA(イタリア1部)インテル、FWクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルが参戦。大阪市内の長居スタジアムを中心に開催されているが、25日のPSG対アル・ナスル、27日のアル・ナスル対インテルではメインスタンドを中心に空席が目立った。
C大阪対PSGの公式来場者数は32430人。C大阪のホームスタジアムで開催されただけに、多くのサッカーファンが詰めかけたものの、それでも最大収容人数の60%未満。ゴール裏で1万円(大人1人)、メインスタンドの一角に設けられている「DIAMOND ホスピタリティシート」で35万円という価格設定が嫌われた格好だ。
それだけに香川も試合後に「スタジアムがもっと満員になってほしかったですし、そこが今後の課題ですね。子供たちに見てほしかったです」と指摘。「チケットの値段を考えてほしい」と、主催者に改善を求めた。
この香川のコメントは、瞬く間にツイッター上で拡散。「大人でも気軽に踏み出せる金額ではない」「子供たちのことを考えていない」「値段設定完全にミスっている」と、主催者に対する厳しい意見が上がっているほか、「チケット代に苦言を呈してくれる我々の味方」「説得力がある」と同選手を称賛するSNSユーザーも多い。
PSGはこの後東京へ移動。今月31日に国立競技場で公開練習を実施するほか、8月1日にはインテルと対戦する。また公開練習でも3500円(大人1人)と、強気の価格設定だ。香川の発言を「サッカーファンの意見を代弁した」と受け取る人々が多いだけに、主催者にはより多くのファンが来場するための配慮が求められる。
コメントランキング