元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表FW上田綺世は、オランダ1部フェイエノールト移籍で個人合意に達した模様。しかしフェイエノールトとベルギー1部サークル・ブルッによるクラブ間交渉が破談に終わる可能性があるようだ。
オランダメディア『1908.nl』は28日に「上田とフェイエノールトは複数年契約締結で合意に達した」と報道。ただサークルが1000万ユーロ(約15億円)の支払いを求める中、フェイエノールトの提示額は800万ユーロ(約12億4000万円)だという。
またフェイエノールト元幹部のクリス・ヴェルツ氏も、上田のフェイエノールト移籍が破談に終わる可能性を指摘。オランダメディア『Voetbal』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。
「フェイエノールトはサークルから上田を獲得したいと本気で思っている。上田の代理人はサークルと交渉できるかどうかを確認するために現在ブルッヘに滞在している。ただサークルとの交渉は複雑であるようだ。移籍が実現しない可能性は50%だと思う」
サークルのカルロス・アビナSD(スポーツディレクター)は先日、オランダ国内テレビ局『RTL』の番組で「プレミアリーグのクラブも彼の獲得に興味を持っているし、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)クラブとスペイン国内2クラブも興味を持っている」とコメント。
『Voetbal』は「ラ・リーガ(スペイン1部)セビージャやポルトガル1部スポルティングも関心を寄せているが、上田はフェイエノールト移籍を望んでいる」と伝えている。
なおフェイエノールトはオランダ1部リーグを11度制した強豪。昨季は序盤から順調に勝ち点を積み重ねると、昨年9月18日のPSVアイントホーフェン戦を最後にリーグ戦で負けなし。6シーズンぶりとなるリーグ制覇を成し遂げるとともに、今季のUEFAチャンピオンズリーグ出場を決めている。
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