セリエA インテル

C・ロナウドも途中交代。アル・ナスル監督が日本ツアーに本音「酷暑が…」

クリスティアーノ・ロナウド 写真:Getty Images

 FWクリスティアーノ・ロナウド擁するサウジアラビア1部アル・ナスルは27日、セリエA(イタリア1部)インテルと対戦。アル・ナスル指揮官がバイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督と同じく、夏の高温多湿という日本の気候に言及している。

 アル・ナスルは「パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2023」の一環として来日。25日にパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦すると、中1日でインテルと激突。過密日程であるだけに、ロナウドやMFマルセロ・ブロゾヴィッチなど先発メンバーほぼ全員がハーフタイムで途中交代。1-1の引き分けで試合を終えている。

 サウジアラビア紙『アル・リヤド』の報道によると、アル・ナスルのルイス・カストロ監督は試合後、日本ツアーを以下のように総括したという。

 「2日前のPSG戦もそうだったが、日本の湿気と酷暑が我々のパフォーマンスに影響を与えた。この時期の試合は難しい。それにこれから10時間の飛行機移動でサウジアラビアに戻って、次の試合(現地時間28日開催のアラブクラブチャンピオンズカップ・アル・シャバブ戦)に集中しなければならない」

 「ただ欧州のビッグクラブと対戦できたという点で、我々にとって日本ツアーはポジティブだった。我々を温かく迎え入れてくれた日本、大阪に集まってくれた大勢のサッカーファンに感謝している」

 今年夏はバイエルン、マンチェスター・シティなど欧州のビッグクラブがこぞって来日。シティ所属FWアーリング・ブラウト・ハーランドをはじめスター選手のプレーに、日本のサッカーファンが熱視線を送っている。

 ただ一方でトゥヘル監督は26日、シティ戦後の会見で「(日本は)暑いし、時差もある。このような環境下でのトレーニングは理想的ではない」と、日本ツアー参加に不満を漏らしている。東京や大阪は連日のように酷暑に見舞われているだけに、屋外スポーツ実施の妥当性について一石を投じた格好だ。