清水エスパルス前監督のゼ・リカルド氏は、3か月以上にわたり無所属状態。海外再挑戦の可能性が報じられる中、ブラジル国内クラブで監督業再開の可能性が消滅したようだ。
同氏は今年4月の清水監督解任後、明治安田生命J2リーグ第9節の藤枝MYFC対ジェフユナイテッド市原・千葉を現地視察。ネット上でJリーグクラブでの監督業続行を予想する声が上がっていたものの、本人は先月7日に自身のインスタグラムを通じて帰国を報告していた。
ブラジルメディア『iG Esporte』が今月14日報じたところによると、ゼ・リカルド氏のもとには直近数週間の間にブラジル国内の複数クラブからオファーが届いている模様。同メディアは本人の意向について「彼は海外再挑戦を優先しているが、ブラジルに滞在する可能性も排除していない。今は市場で一貫したプロジェクトと接触する機会をうかがっているところだ」と伝えていた。
そんな中、ブラジルメディア『ラジオ・バンデイランテス』は23日、ブラジル1部アトレチコ・ゴイアニエンセの監督人事について特集。これによると、同クラブの会長は今週中にも新指揮官の就任を公式発表する意向であるとのこと。ゼ・リカルド氏については「良い人物」であることを認めたものの、招へいを見送ったという。
なおゼ・リカルド氏は昨年6月、当時ブラジル2部だったヴァスコ・ダ・ガマの指揮官を辞任して清水の監督に就任。来日1年目の2022シーズンにJ2降格という結果に終わると、今季J2開幕戦から4月1日のヴァンフォーレ甲府戦まで5分2敗とスタートダッシュに失敗。4月3日に清水監督を解任されていた。
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