Jリーグ 鹿島アントラーズ

サントスの鹿島ピトゥカ“早期放出要求”に批判噴出。SNSで荒らし被害も

ディエゴ・ピトゥカ 写真:Getty Images

 ブラジル1部サントスは日本時間21日、鹿島アントラーズ所属MFディエゴ・ピトゥカの来季加入を公式発表。サントスの声明に対する批判が沸き起こっているほか、鹿島公式SNSアカウントに対するブラジル人SNSユーザーの反応も話題を呼んでいる。

 サントスはクラブ公式ツイッターアカウントにて「ピトゥカがサントスに帰ってくる!」と、同選手の復帰を公式発表。「ピトゥカは木曜日(20日)に我々と4年間の事前契約を結ぶ」とした上で、鹿島に対して今年夏の移籍期間における同選手放出を働きかけていることも明らかにした。

 サントスの公式発表をうけて、ピトゥカ退団を残念がる鹿島サポーターがいるほか、「公式発表のタイミングや早期放出を求める声明内容から、鹿島に対するリスペクトが感じられない」といった厳しい声も上がっている。

 またピトゥカの去就とは無関係である鹿島公式ツイッターアカウントの投稿には、サントスサポーターをはじめブラジル人SNSユーザーから「Libera O Pituca(ピトゥカに自由を)」「ピトゥカを解放してください」という投稿が殺到。荒らし行為ともとれるだけに、不快に感じる日本人SNSユーザーも見られる。

 なおブラジルメディアの報道によると、鹿島はピトゥカ獲得へ動いているブラジル国内クラブに対して、契約解除金満額の400万ドル(約5億8000万円)を要求していたという。サントスが公式発表を通じて鹿島に圧力をかける構図となっているだけに、サントスに対する鹿島サポーターの反発は必至だ。