元浦和レッズ所属選手の日本代表DF橋岡大樹は、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)残留の可能性が取りざたされていた。しかしここにきてステップアップ移籍の可能性が再び報じられている。
同選手は2021年1月に浦和からSTVVへ移籍。加入直後から右サイドバックでレギュラーに定着すると、2022/23シーズンはリーグ戦34試合中31試合の先発出場で4アシストをマーク。右サイドを主戦場にほぼ全試合でスタメン出場する中、本人は今年2月にベルギー紙『HBVL』のインタビューで移籍に対するこだわりを明かしていた。
橋岡の移籍先候補には、ベルギー1部の強豪アンデルレヒトが浮上。くわえてベルギーメディア『Truineer』は今月5日に「ケルンはすでにSTVVに対して、橋岡の獲得オファーを提示している。移籍金は150万ユーロ(約2億2000万円)だ」と伝えていたが、本人は現在もSTVVのプレシーズントレーニングに参加。「オファーを待っている状態」とベルギー国内で報じられている。
そんな中、ベルギーメディア『Voetbal』は17日に「STVVはDFボルケ・ヤンセンスとの再契約で合意に達した」とリポート。ヤンセンスはセンターバックを主戦場とするものの、右サイドバックでもプレー可能。先月末にSTVVとの契約が満了となっていた。
くわえて同メディアは「ヤンセンスの再契約は偶然ではない。STVVはトーゴ人右サイドバックのフレデリック・アナヌーを獲得した一方、橋岡を放出する。この日本人選手にはケルンなどから関心を寄せられている」と報道。橋岡の後釜がヤンセンスになるとの見方を示している。
今年3月には日本代表復帰を果たした橋岡。MF三笘薫ら東京五輪日本代表のチームメイトが大舞台で活躍する中、橋岡のステップアップ移籍が実現するか注目が集まる。
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