徳島カカ、レンタルで母国復帰秒読み「買取OPは5億円」ビダルと同僚に

　徳島ヴォルティスは今月15日に明治安田生命J2リーグ第26節・東京ヴェルディ戦を控えている。そんな中、ブラジル人DFカカが母国クラブへのレンタル移籍に迫っている。

　カカの去就については、ブラジルメディア『Torcedores』が先月に「ブラジル1部フルミネンセと柏がカカの代理人と交渉している」と報道。徳島の意向について「移籍金として400万ドル（約5億6000万円）を求めており、レンタル移籍での放出には興味を示していない」と伝えていた。

　しかしブラジルメディア『グローボ』は今月10日になって「ブラジル1部アトレチコ・パラナエンセが買い取りオプション付きレンタル移籍でのカカ獲得で、徳島と合意に達した」と報道。レンタル期間は2024年12月までの1年半、買い取りオプションの設定額を350万ドル（約4億9000万円）と報じている。

　するとブラジルメディア『SBT Rio』のジャーナリストは「カカは15日、クリティバに到着してメディカルチェックを受ける。買い取りオプション付きで1年半レンタルでアトレチコと契約する」と投稿。公式発表まで秒読み段階である現状を伝えた。

　カカは2021年2月にクルゼイロから徳島へ完全移籍すると、来日1年目からセンターバックの主力選手として活躍。今季は開幕から先月23日のJ2第11節ザスパクサツ群馬戦までのほぼ全試合でスタメン出場も、5月以降は全試合でメンバー外となっていた。

　なおアトレチコは今季ここまでブラジル1部リーグで6勝2分6敗。首位のボタフォゴFRから勝ち点16差の11位に沈む中、かつてバイエルン・ミュンヘンやユベントスでプレーしていたチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルを獲得している。