Jリーグ 大宮アルディージャ

大宮DF袴田裕太郎の家族が誹謗中傷被害に。数日経過も声明なし

袴田裕太郎(写真右) 写真:Getty Images

 大宮アルディージャは今月9日に行われた明治安田生命J2リーグ第25節で、ザスパクサツ群馬相手に0-2と敗北。リーグ最下位に低迷し𠮟咤激励や批判が相次ぐ中、一部SNSユーザーによる行き過ぎた行為が物議を醸している。

 大宮は昨季かろうじてJ2残留を果たすと、今季も4月12日開催の第9節ザスパクサツ群馬戦から6連敗。5月17日の第16節いわきFC戦で1-2と敗れて最下位に沈むと、クラブは相馬直樹氏から原崎政人氏への監督交代に踏み切っていた。

 しかし監督交代後もリーグ戦で1勝1分7敗。今月5日の第24節ジェフユナイテッド市原・千葉戦で勝利したものの、21位ツエーゲン金沢から勝ち点7差をつけられるなど、依然として厳しい状況に立たされている。

 そんな中、千葉戦前にDF袴田裕太郎の家族がインスタライブを実施した際、とあるSNSユーザーが同選手に対する誹謗中傷メッセージを送信。サポーターからは「絶対に許さない」といった怒りの声が上がっている。

 また袴田は千葉戦で途中出場も、群馬戦ではベンチ外。群馬戦後にネット上で同選手のメンタルを心配する声や、負傷離脱や今夏移籍の可能性を恐れるファンもいる。

 Jリーグではチームの成績不振や相手選手に対する危険なプレーをきっかけに、誹謗中傷問題に発展するケースが後を絶たない。大宮が今月10日の時点で誹謗中傷に関する声明を発表していないことから、ネット上ではクラブに対する声明発表の要望も見られる。