Jリーグ 川崎フロンターレ

横浜FC戦勝利も川崎OB喝「誰1人も…」チョン・ソンリョン激怒に言及も

チョン・ソンリョン 写真:Getty Images

 川崎フロンターレは今月8日に行われた明治安田生命J1リーグ第20節で、横浜FCに3-0と勝利。しかし川崎OBの武岡優斗氏はGKチョン・ソンリョンの振る舞いに注目するとともに、同クラブ所属選手のプレーに厳しいメッセージを送っている。

 ソンリョンは4月23日の浦和レッズ戦以降、リーグ戦で出番なし。GK上福元直人に正守護神の座を明け渡していたものの、横浜FC戦でおよそ2か月半ぶりにゴールマウスを守った。その横浜FC戦では、前半13分にFW山田新は先制ゴールをあげると、36分にはFW宮代大聖がPKから追加点を奪取。横浜FCにシュート12本を許したものの、後半終了間際のダメ押しゴールもあり勝ち点3をつかんでいる。

 そんな中、武岡氏は後半39分のシーンに着目。横浜FCはショートコーナーからDF武田英二郎がペナルティエリア内でパスを受ける。川崎の選手が誰もマークについていなかったため、武田はすぐに身体の向きをゴール方向にむけて、左足から強烈なシュートを放つ。シュートは山田に当たってゴールラインを割ったが、ソンリョンは激しいジェスチャーを交えながらチームメイトに集中力を高めるよう促したのだ。

 武岡氏は試合後、自身のツイッターアカウントを更新。「ソンリョンがCKのシーンで激おこ。一緒にやってた中で、ソンリョンがあんなに怒るの見た事ない。ソンリョンが怒るという事は、それだけ重要なんやと思う」と回顧。「誰1人、集中してなかった」と古巣クラブの改善点を指摘すると、賛同の意見が寄せられている。

 また同氏はソンリョンと上福元のポジション争いにも言及。「タイプの違うGKのハイレベルな争いは、チョイスするの大変やな。笑」と鬼木達監督の心中を察するとともに、「自分がチョイスする側なら、頭痛くてやってらんない。笑」と私見を述べた。