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伊藤洋輝にフランス移籍浮上「市場価値16億円で…」欠点も指摘される

伊藤洋輝 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルト所属の日本代表DF伊藤洋輝には、プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパーやセリエA(イタリア1部)ナポリなど複数クラブからの関心が報じられている。そんな中、今月はじめにリーグアン(フランス1部)オリンピック・リヨン移籍の可能性が浮上した。

 リヨンの専門サイト『Olympique et Lyonnais』は2日、リヨン所属DFカステロ・ルケバに今夏退団の可能性が高いと報道。同選手の後釜候補として「左利きのセンターバック」「21歳以上25歳以下」「市場価値1000万ユーロ(約16億円)~2000万ユーロ(約32億円)」という条件のもと伊藤をはじめ5選手を挙げている。

 また同メディアは伊藤の市場価値を1000万ユーロと見積もると、「彼は2022/23シーズンのブンデスリーガで1ゴール1アシストだが、攻撃的なプレースタイルだ。ボールコントロールとスペースを目がけた縦パスで前進する。1試合あたりシュート数0.74本と、チャンスをつかむことにためらいはない」と、攻撃面を評価。

 ただ一方で「パスのクオリティ(成功率81%)に不満が残る。空中戦や相手選手の動きを読むことに関しても、それほど得意としていない」と欠点も指摘している。

 リヨンはリーグアンを7度制した強豪。ただ2022/23シーズンは首位パリ・サンジェルマンから勝ち点23差の7位に終わっている。また先月には、ポルティモネンセに日本代表GK中村航輔の獲得オファーを提示したと報じられている。

 なお伊藤は2021年6月にジュビロ磐田からシュツットガルトへ移籍。海外挑戦1年目からレギュラーに定着すると、2022/23シーズンもセンターバックの主力選手としてブンデスリーガでほぼ全試合先発出場。2部3位ハンブルガーSVとのプレーオフでも2試合ともにスタメン出場し、シュツットガルトのブンデスリーガ残留に大きく貢献している。