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奥川雅也、今週アウクスブルク加入決定か。ビーレフェルトからフリー移籍

奥川雅也 写真:Getty Images

 元京都サンガ所属選手のMF奥川雅也は、ドイツ3部降格のアルミニア・ビーレフェルトからブンデスリーガ(ドイツ1部)アウクスブルクへのフリー移籍が今週にも正式決定するようだ。

 同選手は2015年6月に京都からオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクへ移籍。欧州の複数クラブを渡り歩き、2021年1月からビーレフェルトでプレー。今季はドイツ2部リーグで25試合にスタメン出場し、5ゴール10アシスト。ただ今年4月上旬のトレーニング中に鎖骨を骨折。一足早くシーズンを終えると、ビーレフェルトはプレーオフで3部4位のヴェーエン・ヴィースバーデン相手に2試合合計1-6と敗れて3部降格となった。

 ビーレフェルトの3部降格もあり、奥川にはケルンからの関心が報じられたほか、MF上月壮一郎擁するドイツ2部シャルケも移籍先候補に挙がっていた。

 しかしドイツ紙『アウクスブルガー・アルゲマイネ』は今月23日に「アウクスブルクが奥川の獲得を決めた」と報道。同選手はビーレフェルトとの契約を2024年6月まで残しているが、同紙は「彼とビーレフェルトの現行契約は、3部リーグでは適用されない。移籍金ゼロでの獲得になる」と伝えていた。

 するとドイツ誌『ビルト』は27日に「奥川はフリートランスファーでアウクスブルクに加入する。メディカルチェックを受けるために、今週中に現地入りする予定だ。アウクスブルクは1年前の時点ですでに彼に興味を示していた」と報じている。

 現ガンバ大阪所属FW宇佐美貴史の古巣であるアウクスブルクは、2010/11シーズンの昇格以降10年以上にわたりブンデスリーガの舞台で戦っている。また2022/23シーズンは15位で終了。2部自動降格圏内の17位シャルケから勝ち点3差と辛うじて残留している。