U22日本代表MF鈴木唯人は、明治安田生命J2リーグ清水エスパルスからリーグアン(フランス1部)ストラスブールへの期限付き移籍期間が今月末までとなっている。ストラスブール退団の可能性が報じられる中、ここにきてオランダ移籍の可能性が浮上している。
鈴木は今年1月に清水からストラスブールへ期限付き移籍。4月16日のアジャクシオ戦で1ゴールと鮮烈デビューを飾ったが、その後はリーグ戦でわずか2試合の出場に終わっている。
フランスメディア『Alsa Sports』は今月、同選手の去就について「彼の契約には45万ユーロ(約6700万円)の買い取りオプションが含まれている。この買い取りオプションが行使されるかどうかはまだ分からないが、他のレンタル移籍組と比べて優先順位が低いことは確かだ」と伝えている。
そんな中、オランダ1部NECナイメヘンの専門サイト『forza nec』は25日、ナイメヘンからカタール1部ウム・サラルSCへ移籍したMFウサマ・タンナーヌの後釜候補として鈴木ら8選手を列挙。候補の条件として「攻撃的ミッドフィルダーとして機能し、ボールを要求することを恐れず、十分な得点能力を持っていること」と綴っている。
そして鈴木について「ナイメヘンの将来のストライカー、小川航基を日本人の相棒が傷つけることはないだろう。鈴木は日本では素晴らしい才能の持ち主と評価されており、今年はじめにはベルギー1部クラブ・ブルッヘが彼の獲得を熱望していた」
「彼はストラスブールにレンタル移籍したが、ここではあまりプレーできなかった。33分しかプレーしなかったにもかかわらず、1ゴールを決めている。契約は2023年いっぱいで切れるので、友好的な価格で引き取られるかもしれない」と評している。
ナイメヘンは直近10シーズンで2部降格と1部昇格を繰り返しており、2020/21シーズン終了後に再び1部リーグに復帰。昨季は2部降格圏内の17位ヴィレムから勝ち点5差により残留すると、今季はここまで8勝15分11敗の12位で終えている。
またナイメヘンは横浜FCからFW小川航基を獲得することが濃厚とオランダ国内で報じられているほか、オランダ移籍情報を専門サイト『トランスファーインサイドNL』は先月下旬、FC東京からポルトガル1部CDサンタ・クララへ期限付き移籍中の日本代表FW田川亨介の獲得に動く可能性を伝えていた。
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