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鎌田大地、ミラン移籍破談浮上「保留状態」ドルトムント横やりの可能性も

鎌田大地 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトを退団した日本代表MF鎌田大地は、MF本田圭佑の古巣であるセリエA(イタリア1部)ミラン移籍がほぼ確実とみられている。しかし現地では、依然としてボルシア・ドルトムントをはじめ他クラブによる横やりの可能性が指摘されている。

 鎌田の去就については、イタリア国内の複数メディアが「年俸300万ユーロ(約4億5000万円)による4年契約でサインを交わす」と報道。20日開催のキリンチャレンジカップ2023ペルー戦後にメディカルチェックを受けるとみられている。

 そんな中、イタリアメディア『カルチョメルカート』は23日に「鎌田のオプションは保留状態となっている。ミランは今後数日のうちに、4年契約を正式に結ぶかどうか決定する。多くは移籍市場の連動性にかかっている」とリポート。鎌田のミラン移籍が決定事項でないことを強調している。

 また同メディアは今月19日に「鎌田は依然としてボルシア・ドルトムントとアトレティコ・マドリードの獲得リストに名を連ねている」と報道。ただ選手サイドにはミランとの移籍交渉を尊重する意思があるという。

 鎌田はフランクフルトの主力選手として、昨季のUEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献。今季もリーグ戦32試合の出場で9ゴール6アシストをマークしている。また昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会に参戦すると、今月開催のキリンチャレンジカップ2023でも日本代表に招集。ペルー戦では鮮やかなトラップからチャンスを演出するなど、本来のパフォーマンスを発揮していた。