川崎フロンターレは今月21日、タイ代表MFチャナティップ・ソングラシンがタイ1部BGパトゥム・ユナイテッドへ完全移籍すると公式発表。Jリーグファンの間で話題を呼ぶ中、タイ国内メディアが川崎退団に至る経緯を解説している。
チャナティップは2017年7月にタイ1部ムアントン・ユナイテッドから北海道コンサドーレ札幌へ移籍。四方田修平前監督やミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとで結果を残し、2018シーズンのJリーグベストイレブンに選出された。
そして昨年1月には札幌から川崎へ完全移籍。5億円弱という巨額の移籍金に注目が集まっていたが、昨季は度重なる負傷離脱もあり、J1リーグで15試合の先発出場。今季もここまでリーグ戦で2試合の出場と出場機会を得られず、母国復帰に至っている。
タイ大手メディア『サイアムスポーツ』の報道によると、先月24日のYBCルヴァンカップ・浦和レッズ戦でのベンチ外をうけて、チャナティップ本人は川崎退団の意思を固めたという。
また同メディアは「チャナティップは『なぜレギュラーとしてプレーするチャンスがないのか?いいプレーをした試合もあったのに、なぜ毎試合交代させられたのか?』と疑問を抱いていた。鬼木監督はチャナティップが(一試合で)多くのエネルギーを使ってプレーすると思ったから途中交代させていた」とし、「指揮官はチャナティップの能力をフルに引き出せなかったことを悔やんでいる」と綴っている。
ここまで6年間にわたりJリーグの舞台でプレーしてきたチャナティップ。札幌で好パフォーマンスを発揮して同郷にJリーグの道を切り開いただけに、日本国内でも同選手の母国復帰を惜しむ声が多く上がっている。
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