サッカー日本代表MF田中碧は今月、ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに対して今季限りで退団を申し出た模様。ステップアップ移籍が確実とみられる中、ウェストハム・ユナイテッドをはじめプレミアリーグ(イングランド1部)の複数クラブが移籍先候補に挙がっているようだ。
田中は2021年に川崎フロンターレからデュッセルドルフへ移籍。2022/23シーズンは序盤からレギュラーに定着すると、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)で活躍。しかしカタールW杯後に調子を落とし、今年4月9日のリーグ戦で右膝内側靭帯を断裂。今季中の復帰は叶わず、現在は古巣川崎の施設で練習に励んでいる。
デュッセルドルフのマネージングディレクターを務めるクラウス・アロフス氏は今月中旬、ドイツ誌『ビルト』のインタビューで「数週間前、田中は我々に退団の意向を申し出た。彼は1部リーグでプレーすることを望んでいるが、ブンデスリーガである必要はない」とコメント。
同誌は田中とデュッセルドルフの契約内容について「500万ユーロ(約7億1200万円)の退団条項は今月末で切れるが、今季の不調ぶりを見れば、どのクラブもそれだけの金額を払わないことは予想できる。300万ユーロ(約4億4000万円)で移籍できることは、選手にとっても利益になる」と伝えている。
そんな中、英紙『テレグラグ』は「田中がプレミアリーグに移籍する可能性がある」とリポート。これによると、ウェストハムとフラムが同選手への関心を強めているほか、イングランド2部降格クラブも田中の獲得に興味を示しているという。
またイングランド2部のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCは今年1月、デュッセルドルフに対して田中の獲得オファーを提示。しかしデュッセルドルフはこれを却下したという。
なおウェストハムは今季プレミアリーグで14位に沈んだものの、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグで優勝。南葛SC所属MF稲本潤一の古巣であるフラムは、10位でシーズンを終えている。
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