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元札幌MF檀崎竜孔が来季構想外。マザーウェル監督「双方に不満ある」

檀崎竜孔 写真:Getty Images

 かつて北海道コンサドーレ札幌でプレーしていたMF檀崎竜孔は、今年1月にスコットランド1部マザーウェルへ移籍。監督交代の影響により出番を減らしてシーズンを終えた中、スチュアート・ケトルウェル監督が同選手の来季構想外を示唆している。

 檀崎は札幌や豪州1部ブリズベン・ロアーをへて、今年1月28日にマザーウェルと2年半の契約を締結。スティーヴン・ハメル前監督のもとで公式戦3試合に出場していたが、加入からわずか2週間後に監督交代。ケトルウェル現監督のもとではわずか1試合の出場にとどまり、3月中旬以降は全試合でベンチ外だった。

 するとケトルウェル監督は「私は檀崎と契約したことがない。彼をピッチに立たせるのは本当に難しい。彼のフィットネスに関して多くの問題があった。彼にとっても、クラブにとってもフラストレーションが溜まっている」

 「もちろん彼にはサッカークラブとの契約があり、理由があってマザーウェルに連れて来られた。ただ彼がフィットしていても、このチームに入るのは難しかった。我々はトレーニングの成果やパフォーマンス、そして試合当日のピッチの様子を見て(選手の起用法を)判断する」

 「彼に関しては、確かに国や文化が変われば困難を伴うのは理解できる。ただ誰がプレーするか決める際には、これらの要素をすべて考慮する」とコメント。

 「ある特定のプレースタイルを求めてマザーウェルにやって来たことは理解できる。だが(監督交代で)システムが大きく変わった。彼はおそらく10番(1トップの背後)の選手であることを証明するだろう。ただ私はそのようなタイプの選手と一緒に仕事したことはない」とプレースタイルにも言及した。

 マザーウェルは今年2月の監督交代後、リーグ戦で5勝2分2敗。下位6クラブによるプレーオフでは4勝1分。ケトルウェル監督がチームを立て直したことにより、レギュラーシーズン8位、プレーオフ1位でシーズンを終えている。