FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)日本代表FW町野修斗は、明治安田生命J1リーグ湘南ベルマーレから2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)ホルシュタイン・キールへの移籍に迫っているようだ。
ドイツ紙『Kieler Nachrichten』は今月19日に「町野はキール移籍間近だ。すでに合意に達している。湘南には移籍金が支払われる。移籍金の金額については不明だ」と報道。アルミニア・ビーレフェルト所属MF奥川雅也がかつてキールに所属していたことに触れた上で、「奥川はキールを踏み台にステップアップしたが、町野も似たような状況になるかもしれない」と綴っている。
一方、キールのウーベ・ストーバーSD(スポーツディレクター)は『Kieler Nachrichten』の取材に対して「いつものように、我々は報道で飛び交っている選手についてはコメントしない」と、町野への言及を避けたという。
町野は横浜F・マリノス、ギラヴァンツ北九州をへて、2021年から湘南でプレー。昨季J1リーグで13ゴールを挙げると、今季もここまで全16試合スタメン出場で8ゴールをマークしている。また昨年7月のEAFF E-1サッカー選手権2022・決勝大会(旧東アジアサッカー選手権)で日本代表初選出。韓国戦で決勝ゴールをあげると、ハダースフィールド・タウン所属DF中山雄太の負傷離脱に伴い、カタールW杯日本代表に追加招集されていた。
なおキールは2017年にドイツ2部リーグへ昇格。2020/21シーズンにブンデスリーガ昇格争いを繰り広げたほか、2021年1月にはDFBポカール(ドイツ国内カップ戦)2回戦でバイエルン・ミュンヘンから金星をあげたことにより注目を集めていた。ただ昨季は9位に終わると、今季もプレーオフ進出圏内の3位ハンブルガーSVから勝ち点20差の8位に沈んでいる。
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