ポルトガル1部ヴィトーリア・ギマランイス(ヴィトーリアSC)所属DF小川諒也は、今年夏の明治安田生命J1リーグFC東京への復帰が決定的であるようだ。ヴィトーリアSCの会長が同選手について語っている。
小川は昨年5月、100万ユーロ(約1億4000万円)の買い取りオプションが付いた1年間の無償レンタルによりヴィトーリアSCへ移籍。加入直後にはUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選全4試合で先発出場していたが、リーグ開幕後は出場機会が限定。昨年11月19日のポルトガル国内カップ戦を最後にトップチームで出番がなくシーズンを終えていた。
ヴィトーリアSCのアントニオ・ミゲル・カルドーゾ会長は今月、ポルトガルのラジオ局『Radio Inquieta』の番組で所属選手の去就に言及。小川を含めて、昨年夏の複数選手を買い取りオプション付きレンタル移籍により獲得した補強戦略について「レンタルでの獲得はあまり望んでいないが、今季はそれがうまくはまった」と評価。DFゼ・カルロスなど複数選手が好パフォーマンスを発揮したことに触れている。
ただ小川については「今季のパフォーマンスを踏まえると、(100万ユーロの買い取りオプションは)あまり良い賭けではない。我々は買い取りオプションを行使しない。彼は元のクラブへ戻る」とコメントを残した。
なおFC東京の左サイドバックでは、日本代表DFバングーナガンデ佳史扶が今季J1開幕からリーグ戦5試合つづけて先発出場。佳史扶が3月28日のキリンチャレンジカップ2023コロンビア戦で負傷すると、4月以降はDF徳元悠平がリーグ戦ほぼ全試合で先発出場している。
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