日本代表MF鎌田大地は、ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトを今季限りで退団。MF本田圭佑の古巣であるセリエA(イタリア1部)ミラン移籍の可能性がある中、ポルトガル1部ベンフィカが鎌田の争奪戦から撤退。選手サイドが総額40億円規模のオファーを却下したようだ。
鎌田は昨年8月、ベンフィカ移籍で個人合意に達したものの、オリバー。グラスナー前フランクフルト監督からの説得を受けて残留。それでも今年2月に代理人とベンフィカ幹部による交渉継続が報じられると、先月上旬にはポルトガル紙『A BOLA』が「ベンフィカが年俸300万ユーロ(約4億5000万円)の5年契約、契約金1200万ユーロ(約18億円)でオファー提示」と伝えていた。
しかしポルトガル紙『レコルド』は今月8日に「鎌田はベンフィカの補強計画から外れた」と報道。これによると、ベンフィカ幹部は契約金や年俸等でミランよりも良い条件を用意することが不可能だと判断。同選手の獲得を断念したという。
なお鎌田がミランへ移籍する可能性については、ドイツメディア『シュポルト1』が先月末に「ミランが来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得したため、鎌田がミランに加入することが決まった。両者は5年契約を結ぶ」と報道。
鎌田を高く評価していたパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)とフレデリック・マッサーラSD(スポーツディレクター)ら幹部複数名の解任が確実と伝えられているが、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は「マルディーニTD解任により、いくつかの案件は白紙になった。ただ唯一続いているのは、鎌田との交渉だ」とリポート。両者は年俸300万ユーロ(約4億5000万円)による4年契約で基本合意に達しているという。
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