VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航は、主将としてチームのブンデスリーガ(ドイツ1部)残留に貢献。以前からプレミアリーグ(イングランド1部)移籍が噂される中、MF堂安律擁するSCフライブルク移籍の可能性が現地で報じられている。
遠藤は2019年8月にベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からシュツットガルトへ移籍。加入1年目から多くの出場機会を得ると、昨季からキャプテンとしてチームをけん引。今季も公式戦ほぼ全試合で先発出場したが、チームはリーグ16位に終わりプレーオフへ回っていた。それでもドイツ2部3位ハンブルガーSVとのプレーオフでは、2試合合計6-1で圧倒。同選手も2試合ともにフル出場し、チームを残留に導いている。
一方でシュツットガルト所属選手の去就については、ドイツ紙『Heidenheimer Zeitung』は先月末に「ブンデスリーガ残留争いの行方に関係なく、この夏も移籍金収入により黒字を達成しなければならない」と報道。「キャプテンの遠藤もFIFAワールドカップ・カタール大会前に『今でもプレミアリーグ挑戦という目標を持っています』と語っていた」と、放出候補に遠藤ら複数選手が含まれている可能性を伝えていた。
遠藤はシュツットガルトとの契約を2024年6月まで残している。ただドイツメディア『Heidelberg24』は今月7日に「遠藤はフライブルクと交渉中だ。フライブルグは来シーズン、UEFAヨーロッパリーグに参戦するため、選手層の強化を目指している。遠藤は中盤を強化する存在になり得る」とリポート。
シュツットガルトと同選手の契約期間に触れると、「シュツットガルトにとっては、移籍金を得るためのラストチャンスだ。彼の市場価値は650万ユーロ(約9億7000万円)であり、フライブルクは遠藤獲得に必要な金額を用意しているはずだ」と綴っている。
フライブルクは昨年7月に堂安など複数選手を獲得。今季序盤から上位争いを繰り広げると、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の4位ウニオン・ベルリンから勝ち点3差の5位でシーズンを終えている。
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