大宮アルディージャは明治安田生命J2リーグ最下位に沈む中、今月19日に相馬直樹監督の退任を公式発表。直近3シーズンで監督交代が相次いでいることもあり、クラブOBからはフロントに対する疑問の声が上がっている。
大宮は昨季、霜田正浩氏から相馬氏への監督交代がある中、19位とかろうじて残留。相馬監督体制のもとで迎えた今季は、開幕から8試合で4勝4敗とまずまずの滑り出しだった。しかし4月12日開催の第9節ザスパクサツ群馬戦から6連敗。今月13日の第15節ファジアーノ岡山戦で引き分けたものの、17日の第16節いわきFC戦で1-2と敗北。いわきFCにかわって最下位に転落すると、クラブは原崎政人ヘッドコーチへの監督交代に踏み切った。
2018シーズン以降J2での戦いが続いている大宮は、2021年から今年にかけて4度の監督交代を実施。2桁順位が続くなど、J1復帰への道筋が見えないだけにサポーターからも不満の声が漏れている。
そんな中、大宮でJリーグデビューしたSHIBUYA CITY FC(渋谷シティFC)所属MF宮崎泰右が、古巣の監督交代に反応。自身のツイッターアカウントで「なんか腑に落ちない」と切り出すと、「確かに監督を変えて良くなるパターンはあると思うけど、、、それなら監督を連れてきたフロント側も結果出なかったらクビになるって覚悟をもって欲しい。これじゃ監督に全て責任なすりつけみたい」とクラブ幹部の責任を追及。
「そもそもですが、毎回思ってることで、なんで他で結果出なかった人を監督にするのかもわからない。それなら若い監督を抜擢してそれで結果出なかった方がチームの成長にはつながると思うし、サッカー界全体のレベルアップにもなっていく気がするのですが」と、監督の選定方法にも疑問を呈している。
さらに宮崎は、大宮の監督に就任した原崎氏についても言及。「個人的な私情が入って申し訳ないですが」とした上で「原さんはユース時代のコーチだし頑張って欲しいけど、原さんが結果出なかったらすぐ解任みたいになるのは、悔しいし、そうなって欲しくない気持ちしかない」と胸の内を綴っている。
なお宮崎は2011年に大宮のトップチームに昇格。湘南ベルマーレ、ザスパクサツ群馬、FC町田ゼルビア、栃木SC、ヴァンラーレ八戸と渡り歩き、2020年から渋谷シティFC(旧TOKYO CITY F.C.)でプレーしている。
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