Jリーグ アルビレックス新潟

VARなし柏戦の鈴木孝司ノーゴールに「追加副審いれば…」新潟スタジアムMC苦言

鈴木孝司 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟は7日に行われた明治安田生命J1リーグ第12節の柏レイソル戦を0-0で終了。ビデオアシスタントレフェリー(VAR)なしによる試合開催で注目を集める中、新潟所属FW鈴木孝司のノーゴール判定や柏所属DF立田悠悟にハンド疑惑をめぐる論争が勃発。スタジアムMCを務める新潟のお笑い集団『NAMARA(ナマラ)』の森下英矢氏も、鈴木のノーゴールシーンに言及するとともにJリーグの対応に苦言を呈している。

 問題視されているのは、前半11分のシーン。新潟のコーナーキックが立田に当たると、そのセカンドボールに鈴木が反応。ペナルティエリア内で左足からシュートを放ちゴールネットを揺らした。しかしオフサイドポジションにいたDF藤原奏哉がシュートを避けるように右足をあげたことから、副審はオフサイドと判定。ノーゴールで試合再開となった。

 ただ鈴木のシュート直前にボールが立田の右腕に当たったように見えるだけに、ツイッター上では「立田ハンドなのでは?」、「VAR案件だ」、「VARがあれば介入していたかな?」、「VARなしの弊害が…」と同選手のプレーやVARに関する声が沸き起こっている。

 そんな中、森下氏は8日午前に自身のツイッターアカウントを更新。「新潟vs柏。新潟の得点が取り消しになったシーン。ハンドがあったように見えますがどうでしょうか?」と、立田のハンド疑惑に言及するとともに「もしそうだった時に追加副審がいればとれていましたか?」と投稿。

 「varトラブルは許容しますが、その上でレフリング環境にベストをつくせていたかと言う点で疑問を感じます」と、Jリーグの姿勢に対して自身の意見をぶつけた上で、DAZN制作番組『Jリーグジャッジリプレイ』を通じての説明を求めた。

 新潟対柏では、VARの機材が搭載された車両がJリーグによる手配ミスにより試合会場に到着しないことが判明。代替車の手配等を検討したものの、VARの設定にはスタジアムに車両到着後4.5時間程度の時間を必要とするため、キックオフまでに設定を終えることが難しいと判断。VARなしでの開催となった。