スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也は、4月30日に行われたリーグアン(フランス1部)第33節クレルモン戦で不発。現地メディアが同選手の不振ぶりを特集するとともに、今後の起用法も予想している。
伊東は昨年7月、ベルギー1部KRCヘンクからランスへ完全移籍。今季ここまでリーグ戦30試合の出場で5ゴール5アシストをマークしているが、今年4月以降は5試合つづけて先発出場もゴールに絡めてない。またクレルモン戦では前半42分にスルーパスから抜け出すもシュートを放てないなど、低調なパフォーマンスに終始。フランス紙『レキップ』は同選手に10点中3点と厳しい評価を与えている。
するとフランスメディア『スコア』は「伊東のはげしい自信喪失」と見出しをうち、「シーズン序盤は非常に好調で、今年2月にはセンセーショナルな活躍を見せたが、この日本代表選手のパフォーマンスは影を潜めている」とリポート。
クレルモン戦でのプレーについて「(右サイドでマッチアップしていた)ジム・アレビナのマークを外すことがほとんどできず、外したとしてもマキシミリアーノ・カウフリーズに止められるなど、不振ぶりは際立っていた。クロスの質も低かった。明らかに自信を失っている」と酷評している。
また同メディアは伊東とウィル・スティル監督のやり取りにも着目。「前半、伊東は監督からつねに叱責されていた。ボールホルダーから離れるのではなく、サイドで自分のポジションを保つように指示された」と綴った上で、「アレクシス・フリップスを除けば他に右ウイングでプレーできる選手がいないため、ウィル・スティル監督が伊東をベンチに送るのは難しい」としている。
ランスはクレルモン戦を含む直近のリーグ戦で3連敗。リーグアン残留はほぼ確定しているが、今季残り5試合となる中で厳しい戦いを強いられている。
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