元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表FW上田綺世は、ベルギー1部サークル・ブルッヘからのステップアップ移籍が噂されている。移籍先候補には日本代表FW南野拓実所属のフランス1部ASモナコが挙がっているが、すでに複数クラブが争奪戦を繰り広げている可能性が現地で報じられている。
サークルとの契約を2026年7月まで残す上田については、カルロス・アビナSD(スポーツディレクター)が先月末にフランスメディア『Get French Football News』のインタビューで「このような話をするのは、サークル・ブルッヘで順調だいう証拠だし、いいことだと思う。(ステップアップ移籍へ)彼が準備万端かどうかは、今後数週間のうちにはっきりさせなければならない」
「これだけのタレントは、我々のサクセスストーリーになるだろうし、すでにそうなっている。彼は間違いなく次のステップに進む準備ができている。(移籍先について)モナコの補強ポイント次第で、どこかへ行くか決まるだろう」とコメント。モナコのオーナーがサークルの経営権を保持していることもあり、同選手をモナコに放出する可能性を示唆していた。
しかしベルギーメディア『Voetbal』は今月はじめに「上田にはモナコだけでなく、ベルギーのいくつかのトップクラブも関心を寄せている」とリポート。同選手の市場価値を350万ユーロ(約5億3000万円)とし、サークルから鹿島へ支払われた移籍金額の3倍以上と見積もっている。
上田は昨年7月に鹿島からサークルへ完全移籍。加入当初は本職ではないトップ下での出場が続いていたものの、昨年10月以降は前線でレギュラーに定着しゴールを量産。今季ここまでベルギー1部リーグで18ゴールを挙げており、得点ランキング首位から2ゴール差の2位につけている。
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