ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタには、以前から今季限りで現役引退やコーチングスタッフとしてのバルセロナ復帰の可能性が報じられている。そのイニエスタが自身の今後について語った。
イニエスタは2018年にバルセロナを退団した神戸へ加入。中心選手としてチームをけん引し、2019シーズンには天皇杯優勝に大きく貢献。ただ今季はここまでコンディション不良の影響もあり、リーグ戦2試合、YBCルヴァンカップ2試合の出場にとどまっている。
またイニエスタと神戸の契約期間が今季終了後までである中、スペイン紙『エル・ナシオナル』は今年3月はじめに「イニエスタはアジアでの生活にとても満足しているが、スペインを恋しく思っていることは明らかだ。来年1月にも神戸との契約を更新せず、現役引退を表明するかもしれない」とリポート。
「イニエスタには、チャビ・エルナンデス監督のコーチングスタッフの一員になるという憶測もあった。しかし本人はトップチームの事情を知ることを望んでいない」とし、バルセロナから下部組織コーチ就任を打診を受けている現状を伝えていた。
そんな中、イニエスタ本人は先月にスペインメディア『ASIA Northeast』のインタビューに対応。今季終了後の去就について「まだ分からないね。チームの目標達成に貢献したいとしか思っていない。僕の考えは、プレーすること、プレーし続けること。子供の頃から情熱を注いできたフットボールが大好きなんだ。その情熱を持ち続ける限り、僕はここでプレーし続けるだろう」と、現役続行へのこだわりをのぞかせている。
また現役引退後のプランを聞かれると「まだ決めていないね。毎日考えているよ。日本はとても居心地がいいし、僕や僕の家族全員を温かく迎え入れてくれた国である。まだ将来どうするか決めていないし、僕の未来は今なんだ。ピッチでプレーを続けるためにもね」と、日本の環境に対して好意的なコメントを残した。
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