
FC町田ゼルビアは29日に行われた明治安田生命J2リーグ第12節で、ロアッソ熊本に2-1と勝利。試合後、町田のPK判定を発端に両チームの選手やコーチングスタッフによる小競り合いが発生しているが、町田所属MF翁長聖のジェスチャーが議論の対象となっている。
町田は1-0で迎えた63分、FWエリキがPKを決めて追加点を奪取。ただ熊本サイドはファウルの位置がペナルティエリア外だったと主張。試合後に一部コーチが主審の判定に抗議したこともあり、両チームの選手やコーチングスタッフが入り乱れる事態となっていた。
その小競り合いで翁長は相手選手やコーチからの声に反応したのか、町田のコーチングスタッフに制止される中でも詰め寄ると、笑みを浮かべながら右耳に手を当てるジェスチャーで挑発。熊本MF大本祐槻や熊本コーチングスタッフが止めに入っている。
このワンシーンはツイッター上で瞬く間に拡散。「スポーツマンシップに欠けている」、「プロサッカー選手の振る舞いではない」、「プロ失格」、「リスペクトに欠ける行為はプロ選手としてどうかな…」と翁長に対して厳しいメッセージが寄せられているほか、「非紳士的行為には、チームとして厳罰を」、「Jリーグは適切な処分を」というコメントも見られる。
また同選手の古巣であるV・ファーレン長崎や大宮アルディージャのサポーターからは「翁長がこんなことするなんてショック…」、「残念」、「翁長ってこんな選手だった?」と戸惑いの声も上がっている。
なおこの小競り合いでは、熊本率いる大木武監督に対する町田所属FWミッチェル・デュークのジェスチャーに関する議論も白熱している。スポーツマンシップに反する行為が複数確認されているだけに、関係各所が今後どのような処分を下すのか注目が集まる。
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