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三笘薫、ブライトン後釜確保で一転移籍か。冨安所属アーセナルなど候補に

三笘薫 写真:Getty Images

 日本代表MF三笘薫は、プレミアリーグ(イングランド1部)ブライトンと契約延長間近と伝えられていた。しかしブライトンが攻撃陣の新戦力を獲得したとみられるだけに、ここにきて日本代表DF冨安健洋所属アーセナルやチェルシーへ移籍する可能性が報じられている。

 英メディア『フットボール・インサイダー』は25日に「ブライトンは三笘と契約延長で合意間近だ」とし、「三笘の状況を知る関係者が『ブライトン退団を急がない』と話している」とリポート。これによると、両者は現在週給1万ポンド(約160万円)による2025年6月までの契約を結んでいるが、2年間の契約期間延長で週給4万ポンド(約640万円)まで引き上げられるとみられる。

 そんな中、欧州の移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ブライトンはすでにワトフォードからFWジョアン・ペドロを移籍金最大3000万ポンド(約51億円)で獲得したという。

 またブライトンのポール・ハーバーCEO(最高経営責任者)は今月上旬、『Premier League Productions』のインタビューで「三笘の代役探しは仕事であり、挑戦だ。今年1月にアーセナルへレアンドロ・トロサールを売却できたのは、三笘のおかげだ。(我々の編成について、)退団しようとする選手の後釜を先に用意しておかないといけないんだ」と、三笘放出の可能性を示唆していた。

 それだけに英メディア『フットボール・ロンドン』は、ブライトンのペドロ獲得報道をうけて「アーセナルとチェルシーに三笘獲得のビッグチャンス到来。ブライトンが代役を確保」とリポート。ハーバーCEOのコメントを紹介するとともに、「他クラブからの関心に備えるということが、売却のための移籍金額を念頭に置くことなのか、それともどんなオファーも拒否するということなのかは、まだ分からない。しかし、ブライトンは今夏の移籍市場に向けて、その手腕を発揮したのかもしれない」と綴っている。

 三笘は昨年7月、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズからブライトンへ復帰すると、今季ここまでリーグ戦24試合出場で7ゴール4アシストをマーク。プレミアリーグ挑戦1年目ながらも結果を残していることにより、以前からアーセナルをはじめビッグクラブからの関心が報じられている。