かつてヴィッセル神戸でプレーしていたブラジル人のホージェル・マシャド氏は、2014年から昨年にかけてブラジル国内の複数クラブを指揮。現在フリーの身である中、Jリーグでの監督業再開を望んでいるようだ。
マシャド氏は2001年にブラジル代表戦でプレーしたほか、2004年から2シーズンにわたり神戸に在籍。神戸では主にセンターバックを務め、リーグ戦通算46試合に出場していた。そして2009年に現役を退くと、引退後に指導者としてのキャリアをスタート。2014年にECジュベントゥージで初めてトップチームの監督を務めると、その後はアトレチコ・ミネイロやパルメイラスなどを指揮。ただ昨年9月のグレミオ監督解任以降、半年以上にわたり現場を離れている。
そんな中、米メディア『TNTスポーツ』ブラジル版は今月下旬に「マシャド氏は日本での指揮に対する強い思いを明かした。彼は日本文化を好んでいる。それに日本には文化的多様性があり、働きがいのある場所だと考えている」とリポート。同氏はJリーグクラブでの指揮を検討している一方、ブラジル国外の南米クラブを率いることも選択肢に入れているという。
またマシャド氏には、ブラジル1部コリンチャンス監督就任の可能性が報じられていた。しかし『TNTスポーツ』の報道によると、本人はコリンチャンスから連絡が来ていないことを明かした上で、同クラブで指揮する可能性を否定したという。
Jリーグではここ数年間で欧州色が強まっており、ブラジル人指揮官が減少。ネルシーニョ監督が柏レイソルで長期政権を築いているほか、ファビオ・カリーレ氏がV・ファーレン長崎を率いているものの、清水エスパルスではゼ・リカルド氏が今月に監督解任となっている。Jリーグと縁のあるマシャド氏に、日本からオファーが届くことはあるのだろうか。
コメントランキング