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元日本代表FW岡崎慎司がSTVV退団へ。原大智も西2部アラベス復帰か

岡崎慎司 写真:Getty Images

 日本人選手を5名擁するシント=トロイデンVV(STVV)は、今月23日のアントワープ戦で今季のベルギー1部リーグ戦全日程を終了。一足早くシーズンオフに突入しているが、元日本代表FW岡崎慎司とFW原大智のSTVV退団が現地で報じられている。

 岡崎は昨年6月にスペイン2部カルタヘナを退団すると、8月にSTVVの練習にテスト生として参加。1年契約を勝ち取ると、現セレッソ大阪所属MF香川真司とのコンビで日本のサッカーファンから注目を集めていた。ただシーズン途中からトップ下で起用されたこともあり、リーグ戦30試合の出場で1ゴール3アシストに終わっていた。

 一方の原は、今年1月にスペイン2部デポルティーボ・アラベスからのレンタル移籍によりSTVVへ復帰。得点力アップの起爆剤として期待されていたが、リーグ戦11試合の出場で2アシストと結果を残せなかった。

 ベルギーメディア『VOETBAL』は「少なくとも10選手がこの夏にSTVVを去る」と見出しをうち、STVV所属選手の去就を特集。「来季のSTVVは、ここ数ヶ月間のチームとは似て非なるものであることは明らかだ。STVVの日本人幹部は、多くの契約満了を惜しまないことを決断した」とし、岡崎ら8選手が契約満了により退団すると伝えた。

 また原についても「この夏でレンタル契約が満了になる」とリポート。アラベスとの取引に買い取りオプションが含まれていないことを伝えた上で、STVV退団が濃厚との見方を示している。

 STVVはアントワープ戦で0-1と敗北。今季のベルギー1部リーグを11勝9分14敗とプレーオフ圏外の12位で終えている。くわえてベルント・ホラーバッハ監督が今季限りで退任。後任候補には、かつてヴィッセル神戸でプレーしていたトーマス・フェルマーレン氏が挙がっている。