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「古橋亨梧を同僚が恐れている」セルティックOBが旗手怜央の重要性を解説

古橋亨梧(写真左)と旗手怜央(写真右) 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は、絶対的ストライカーとして活躍。今月30日のスコティッシュカップ準決勝レンジャーズ戦でもゴールが期待される中、セルティックOBは同選手の動きがチーム全体にもたらす影響を説明。MF旗手怜央とのコンビネーションにも言及している。

 古橋は今季ここまでリーグ戦31試合の出場で23ゴールをマーク。スコティッシュリーグカップ決勝のレンジャーズ戦では2ゴールをたたき出し、チームに今季初タイトルをもたらしている。一方の旗手も古橋と同じく主力選手として活躍。リーグ戦27試合の出場で5ゴール6アシストも、先月下旬から負傷離脱している。

 今季2つ目のタイトルをかけた戦いを控える中、セルティックOBのフランク・マカベニー氏は古橋の動きに言及。英メディア『フットボール・インサイダー』のインタビューで「古橋が動けば動くほど、チームメイトは彼を見つけることができる。だが、同時にボールロストを恐れてパスを出すことを躊躇しているように思う」と、同選手とチームメイトのギャップを指摘。

 「旗手は(ボールを持った時に)古橋を見つけようとすることが多い」と語るなど、旗手がいることによって古橋のパフォーマンス向上につながるとの見方を示す。

 さらにマカベニー氏は「古橋が相手選手にタックルして、自陣ペナルティエリアの端でボールを奪っているのを見ると、彼の貪欲さを感じる。彼だけでなく、チーム全体がたとえ悪いプレーをしていても、お互いのために戦おうとしている」とコメント。守備面における古橋の貢献度を高く評価した。

 今月22日のマザーウェル戦で1-1の引き分けに終わり、公式戦連勝が「17」でストップしたセルティック。旗手不在による影響が心配されているだけに、日本代表MF岩田智輝をはじめ他のミッドフィルダーに求められる役割は大きい。