Jリーグ サンフレッチェ広島

安芸高田市長の広島MF東俊希絶賛が話題「仲直り」横浜FC戦で先制弾

東俊希 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島所属MF東俊希は今月15日、明治安田生命J1リーグ第8節の横浜FC戦で先制ゴールをマーク。練習場に関する発言で物議を醸して以降初めての公式戦で結果を残すと、広島県安芸高田市の石丸伸二市長も同選手に祝福のメッセージを送っている。

 東は今月11日配信の「やべっちスタジアム」に出演した際、広島のトップチームや下部組織が安芸高田市サッカー公園(旧吉田サッカー公園)で練習していることについて「みんな練習場を変えてほしいと言っていますね」、「だいたい広島市内に住んでいる人が多くて、練習場まで1時間くらいかかるので、往復2時間を無駄にしている感じがちょっと嫌」とコメント。

 すると石丸市長は13日、自身のツイッターアカウントで「>みんな練習場を変えてほしいって 選手のためにならないならば、もはや安芸高田市が22百万円を持ち出す意味はありません」、「選手の希望を叶えてあげられないか、市からもサンフレへお願いしてみます。身を引こうと思うのは、どこよりもサンフレを応援している立場だからこそです」とグラウンド維持費削減の可能性に言及。

 ただ14日に広島の仙田信吾代表取締役社長と面会すると、東の発言を巡って謝罪があったことを報告。グラウンド維持の方針を打ち出している。

 そんな石丸市長は横浜FC戦のスタメンが公式発表されると、広島公式ツイッターアカウントの投稿を引用した上で、「練習場(サッカー公園)の一件では、関係者それぞれに色々な思いや考えがあったはずですし、それが当たり前だと思います。ただ、願いは一つです。今日も勝ってくれ!!」とエールを送る。

 そして後半4分に東が先制ゴールを奪うと、「さすが!!」と同選手を絶賛。広島サポーターやJリーグファンから「仲直り」、「みんなが幸せになる」、「激アツ展開」、「市長こそさすが」、「ありがとうございます!」というメッセージが寄せられている。

 なお広島は東の先制ゴールの後、2点を追加。最下位に沈む横浜FC相手に地力の違いを見せつけて3-0と勝利し、首位ヴィッセル神戸から勝ち点2差の3位に浮上している。