2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧が、自身の去就に言及。早ければ今季終了後にもステップアップ移籍の可能性があると現地で報じられている。
田中は2021年6月に川崎フロンターレからデュッセルドルフへ移籍。今季はここまでリーグ戦19試合で先発出場するなど、開幕から主力選手として活躍している。また昨年11月のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)では森保ジャパンのベスト16入りに貢献。ただW杯後に調子を落とすと、先月にリーグ戦2試合でベンチスタートとなっていた。
田中とデュッセルドルフの現行契約については、『ビルト』が今年1月に「契約期間は2025年6月だが、今季終了後以降から適用可能な500万ユーロ(約7億1200万円)の契約解除条項が盛り込まれている」とリポート。カタールW杯での活躍にくわえてデュッセルドルフの財政難もあり、今季終了後のステップアップ移籍の可能性が報じられていた。
すると本人は『ビルト』のインタビューで「今は今シーズンの戦いに集中しています。(将来のことについては)シーズンが終わってから考えます。考えてから話をする必要がありますね」と、フォルトゥナ残留を明言しなかった。
また同メディアは田中の今後について、「問題はどのクラブが田中に500万ユーロを支払うかだ。なぜなら2部リーグで自分の持っている素晴らしい技術をほとんど発揮できないからだ。能力を発揮したのは、ここ数週間のことだ」と指摘。
「もしあるクラブが200万ユーロ(約2億9000万円)のオファーを提示すれば、デュッセルドルフは熟考するはずだ。(田中の放出で)ブンデスリーガ復帰を実現するための、チーム再建に必要な資金が増えることになるからだ」と見解を披露している。
なおデュッセルドルフはリーグ戦残り8試合で13勝4分9敗。ブンデスリーガ自動昇格圏内の2位ハイデンハイムから勝ち点8差の6位につけている。
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