日本代表MF鎌田大地は、今季限りでのブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト退団が確実と現地メディアが報道。フランクフルト幹部が報道内容を事実だと認めたほか、ボルシア・ドルトムントが同選手の獲得レースをリードしているようだ。
ドイツメディア『シュポルト1』は先月31日、フランクフルトが鎌田に対する契約延長オファーを撤回したと報道。年俸300万ユーロ(約4億円)規模での新契約締結を断念したとみられている。
するとフランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)は今月2日、『第2ドイツテレビ』制作番組の「Aktuelle Sportstudio」に出演した際、鎌田の去就に言及。「鎌田はおそらく我々のもとを去ることになるだろう」
「選手の退団と加入があるのはいつものことだ。クラブとして決断もしなければならない。どれだけ大きな変化が起こるかは、見てのお楽しみだ。準備することが大事なんだ」と、同選手を退団を明言している。
またドイツメディア『シュポルト1』の報道によると、ドルトムントが鎌田の争奪戦で優位に立っている模様。年俸や契約金など総額4000万ユーロ(約58億円)の大型契約を用意するなど、同選手獲得にむけて注力しているという。
鎌田の移籍先候補については、今年2月に年俸600万ユーロ(約8億6000万円)での5年契約によるドルトムント移籍で合意と報じられていた。しかしドイツ紙『ビルト』は先月はじめに「彼はドイツ国外への移籍を望んでいる」とリポート。マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、リバプールなどプレミアリーグ(イングランド1部)の複数クラブも移籍先候補に挙がっている。
なお欧州でプレーした日本人選手の最高年俸はマンチェスター・ユナイテッド時代のMF香川真司であり、その額は400万ポンド(約6億5000万円)とみられる。今後の争奪戦の行方次第では、鎌田が香川の年俸記録を塗り替える可能性も考えられる。
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