日本代表DF町田浩樹は、鹿島アントラーズからベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)へレンタル移籍中。今年6月にレンタル移籍期間満了を迎える中、ユニオンSGへの完全移籍が決定。新たに複数年契約を結ぶことで合意に達したと現地で報じられている。
ベルギー紙『Het Nieuwsblad』の報道によると、ユニオンSGは数日以内に買い取りオプション行使による町田の完全獲得を公式発表するとのこと。買い取りオプション行使により鹿島へ支払う金額を「100万ユーロ(約1億4000万円)以上」と伝えているほか、同選手とは4年、または5年契約を結ぶ見込みだという。
町田は昨年1月に鹿島からユニオンSGへレンタル移籍。今季開幕前に臀部を負傷して長期離脱を余儀なくされていたが、今年1月12日のカップ戦で復帰。以降はリーグ戦5試合でフル出場も、今月はリーグ戦3試合つづけて出番がなかった。
それでも『Het Nieuwsblad』は同選手のパフォーマンスについて、「町田は今シーズン、数ヶ月間の離脱という不運に見舞われた。しかしここ数週間で再びフィットし、何度も先発出場した。直近のリーグ戦3試合では、ベンチ入りで出場機会がなかったものの、彼は確かな印象を残している」と評している。
またベルギーメディア『VOETBAL』は、ベルギー1部の強豪アンデルレヒトが昨年8月に町田の獲得に動いていたと報道。昨季までユニオンSGを率いていたフェリス・マッズ監督が左利きのセンターバックとして同選手をリストアップしていたが、負傷離脱により実現には至らなかったという。
なお町田はアーセナル所属DF冨安健洋の負傷により、今月のキリンチャレンジカップ2試合でA代表初招集。24日のウルグアイ戦で出番がなかっただけに、28日のコロンビア戦でアピールのチャンスを得られるか注目が集まる。
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