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日本代表落選・南野拓実に今夏移籍説!モナコで後ろ盾失う

南野拓実 写真:Getty Images

 日本代表の「10」番が欠番であることが話題を呼ぶ中、代表落選のMF南野拓実がリーグアン(フランス1部)ASモナコで厳しい立場に置かれている。南野の獲得を手掛けたクラブ幹部の今夏退団が同選手の去就に影響を与えそうだ。

 南野は昨年6月、出場機会を求めてリバプールからASモナコへ完全移籍。しかしフィジカル面を重視するスタイルにフィットできず、スタメンでの出場機会が限定。再三にわたり現地メディアから酷評されると、今月19日のリーグアン第28節・アジャクシオ戦でも不発。今月下旬に行われるキリンチャレンジカップ2試合で日本代表メンバーから外れるなど、不振を極めている。

 そんな南野を何度も擁護してきたのが、ポール・ミッチェルSD(スポーツディレクター)だ。同SDは昨年10月、南野への批判に対して「彼が良い選手であることは分かっている。レッドブル・ザルツブルクで輝き、UEFAチャンピオンズリーグでの経験も豊富だ。リバプールでは(試合結果を左右するような)重要なゴールを決めたし、ユルゲン・クロップはいつも彼をとても褒めていた」と反発。

 「我々は今、彼のプレーに欠けているリラックスを取り戻させるために努力している。彼は27歳でキャリアの絶頂期にあり、その能力に疑いの余地はない」と、信頼を寄せていた。

 しかしミッチェルSDは今月22日フランスメディア『nice-matin』のインタビューで、今季終了後のモナコ退団を明言。複数メディアの報道によると、リバプールをはじめプレミアリーグの複数クラブが同氏の招へいに興味を示しているという。

 南野の去就については、昨年12月から今年1月にかけてリーズ・ユナイテッドやオランダ1部PSVアイントホーフェン移籍の可能性が浮上。しかし移籍は実現することなく、モナコでの飼い殺しを心配する声が上がっていた。