AFC U20アジアカップ決勝でU20日本代表と対戦する可能性がある中、準々決勝で顔を合わせる中国代表と韓国代表による場外戦が勃発。韓国メディアの中国代表格下扱いに対して、中国メディアが反論している。
中国代表は日本、サウジアラビア、キルギスとグループDで同居。初戦でU20日本代表相手に1-2と逆転負けを喫したものの、サウジアラビア戦で金星。今月9日の最終節・キルギス戦では1-1と引き分けに終わったものの、U20日本代表がサウジアラビア戦で勝利したことにより、2位でノックアウトステージ進出を決めている。
一方、韓国代表は初戦でオマーン代表を4-0で下すと、第2節・ヨルダン戦でも2-0と勝利。今月8日のタジキスタン戦では0-0に終わったものの、2勝1分とグループCを首位通過。今月12日の準々決勝で中国代表と対戦することが決まっている。
中国・上海の国営紙『新民晩報』はグループステージにおける中国代表の結果を伝えた上で、「これまで何度もU20アジアカップで優勝しており、非常に強力だ」と、準々決勝の対戦相手である韓国代表の印象に言及。
「グループステージ最終節前に韓国メディアは、『メンタル面でのアドバンテージがあるので、我々は準々決勝で中国代表との対戦を望んでいる』と報じていた」
「しかし正直なところ、戦力面でもメンタル面でも韓国代表よりも不利である。だが、グループステージ突破によりメンタル面での負担は完全に解消された。それにこの大会では何が起こるか分からない」と、韓国メディアの報道内容に不快感をあらわにしている。
なお中国メディア『捜狐』は今月8日、最終節を前に「韓国メディアが中国代表を軽視しているのは明らかだ。中国代表がU20日本代表とサウジアラビア代表相手にグループステージ突破するとは思っていない」と、韓国メディアによる中国代表格下扱いに反応。
「韓国メディアの顔面を叩くのか、U20日本代表とサウジアラビア代表がノックアウトステージへ進出するのか、すべては9日夜のキルギス戦における中国代表のパフォーマンスにかかっている」と伝えていた。U20日本代表がヨルダン戦にむけて集中力を高める中、隣国の韓国と中国はつばぜり合いを展開している。
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