徳島ヴォルティスや浦和レッズの元監督であるリカルド・ロドリゲス氏は、スコットランド1部リーグ・アバディーンの指揮官就任に近づいている。ただ、セルティックがアンジェ・ポステコグルー監督招へいをきっかけにFW古橋亨梧をはじめ日本人選手を相次いで獲得していることもあり、アバディーンの“日本化”に否定的な意見も上がっている。
英紙『デイリーレコード』は今月8日、リカルド・ロドリゲス氏とアバディーン幹部による交渉を伝えるとともに、「リカルド・ロドリゲス氏はアバディーン幹部に監督就任の希望を伝えた。彼の野望とクラブのビジョンは一致している」と報じている。
また、かつて横浜F・マリノスを率いていたポステコグルー氏がセルティックで日本人選手とともに成功を収めていることにも着目。「アバディーンは、セルティックのコピーだと批判されることを警戒している」と綴っている。
セルティックではFW古橋亨梧やMF旗手怜央、FW前田大然が活躍。セルティックのみならずハーツがFW小田裕太郎を獲得しているほか、マザーウェルがMF檀崎竜孔を迎え入れるなど、スコットランド1部リーグ全体で日本人選手への評価が高まっている。
ただ一方で『デイリーレコード』は昨年12月に「Jリーグからの選手獲得はリスキー」と見解を披露。MF井手口陽介が構想外となっていただけに、日本人選手獲得路線に警鐘を鳴らしていた。
なおアバディーンは昨年12月17日のリーグ戦再開から今年1月末にかけて1勝1分6敗と苦戦。1月28日のハイバーニアン戦で0-6と敗れたことをうけて、ジム・グッドウィン監督を解任。ただ今年2月以降はバリー・ロブソン暫定監督のもと、リーグ戦で3勝2敗と復調。残留争いから抜け出し、12勝2分14敗でリーグ5位につけている。
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