サークル・ブルッヘ所属のカタールW杯日本代表FW上田綺世が、ベルギー国内でさらに評価を上げている。同選手は今月4日のベルギー1部リーグ戦で2得点。海外挑戦1年目にして2桁ゴールを挙げているほか、シュート本数でもベルギー国内でトップレベルの数値を残している。
同選手は昨年7月、明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘへ完全移籍。昨年10月から前線2トップでレギュラーに定着すると、ゴールを量産。カタールW杯後もリーグ戦11試合の出場で6ゴールと好調を維持している。
そんな上田綺世について、ベルギーメディア『LE VIF』は「彼は掴みどころのないストライカーのひとりだ。常に動き回り、パスを呼び込んでいる。サークル・ブルッヘがベルギー1部リーグの中で、スルーパスが通った後に最も多くのチャンスを作るチームのひとつであるのも不思議ではない」と同選手のプレースタイルがチームに与える影響を解説。
上田綺世が今季ここまでリーグ戦で64本のシュートを放っており、シュート本数がベルギー1部リーグ内で3番目に多い選手であることを紹介している。
また『LE VIF』は「彼はカタールW杯終了後すぐにチームに戻り、シーズン後半戦にむけて最高の準備をした」と、同選手のプロ意識を絶賛。
「スリリングな展開が予想されるトップ8争いにおいて、サークル・ブルッヘにとっては上田綺世が一番の攻撃的武器である」と、同選手をチームの今季成績を左右するキーマンに挙げた。
サークル・ブルッヘはリーグ戦28試合を終えて10勝10分8敗。来季UEFAヨーロッパリーグ予選出場権を争うプレーオフの出場圏内である8位につけているが、9位シャルルロワSCとはわずか2ポイント差だ。直近8試合負けなしと好調を維持しているだけに、上田綺世にかかる期待は高まるばかりだ。
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