ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルト所属のカタールW杯日本代表DF伊藤洋輝には、ボルフスブルク移籍の可能性が浮上。セリエA(イタリア)ローマからの関心も報じられる中、VfBシュツットガルト幹部が同選手の去就に言及した。
伊藤洋輝は2021年6月にジュビロ磐田からVfBシュツットガルトへレンタル移籍。加入1年目から主力選手として活躍すると、翌年には買い取りオプション行使により完全移籍へ移行。VfBシュツットガルトと新たに2025年6月までの契約を結び、今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合に出場している。
ただドイツ誌『キッカー』は先月27日、今年1月にボルフスブルクが移籍金1000万ユーロ(約14億円)による伊藤洋輝獲得オファーを提示したものの、VfBシュツットガルトがこれを却下したと報じていた。
また昨年11月以降は、イタリアメディアが再三にわたりローマ移籍の可能性を報道。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は先月上旬に「ローマが伊藤洋輝をリストアップしている。今の彼には600万ユーロ(約8億7000万円)の価値がある」と伝えている。
そんな中、VfBシュツットガルトのファビアン・ウォールゲムートSD(スポーツディレクター)がドイツメディア『BW24』のインタビューにて、「伊藤洋輝に対する正式なオファーは届いていない」とコメント。『キッカー』の報道内容を否定するとともに、現時点で同選手に移籍の可能性がないことを主張した。
また『キッカー』はノッティンガム・フォレストからのDFコンスタンティノス・マブロパノス獲得オファーの存在も指摘。しかしウォールゲムートSDは伊藤洋輝と同じく、マブロパノスに関する報道内容も否定している。
ただVfBシュツットガルトはブンデスリーガ22試合を終えて、4勝7分11敗の15位。2部自動降格圏内の17位VfLボーフムと勝ち点19で並んでいる。それだけにチームの成績次第が伊藤洋輝の去就に影響を与える可能性も考えられる。
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