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三笘薫がブライトン残留?冨安健洋所属アーセナル移籍報道に現地見解

三笘薫 写真:Getty Images

 プレミアリーグ(イングランド1部)ブライトン所属のカタールW杯日本代表MF三笘薫(25)は、今夏移籍が噂されている。移籍先候補としてDF冨安健洋(24)擁するアーセナルの名前が挙がっているが、地元ではブライトン残留の可能性が報じられている。

 ブライトンの専門サイト『ブライトン・ジャーナル』は、ブライトンの現状について「ブライトンは際的な評価が徐々に高まりつつあるクオリティに満ちたクラブだ。今シーズンはクラブ史上初となる欧州カップ戦出場権獲得に挑んでおり、さらに注目を浴びている」と説明。

 「現在の好調ぶりは、リーグを代表するスター選手に匹敵するレベルで活躍する選手が多数いることに起因する。この夏の移籍市場で、ブライトンはビッグクラブからその才能を高く評価され、多くのオファーが届くことを覚悟しなければならない。適正な価格であれば現金化することを恐れていない」とし、今季終了後に三笘薫をはじめ複数選手を放出する可能性があると見解を述べている。

 ただ一方で、三笘薫がブライトンに残留する可能性にも言及。アーセナル移籍報道が飛び交っている現状に触れた上で「彼がこの夏に残留するかどうかは、ブライトンのプレミアリーグ順位に大きく左右されるかもしれない」とし、「欧州カップ戦出場権を獲得すれば、クラブの歴史において重要な瞬間となるため、間違いなく彼は残留する」と断言したのだ。

 ブライトンはリーグ戦22試合を終えて来季UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位ニューカッスル・ユナイテッドから勝ち点6差の7位につけている。またFAカップでも5回戦まで勝ち進んでおり、自力による来季EL出場の可能性を残している。

 さらにリーグカップ戦は、決勝でマンチェスター・ユナイテッドとニューカッスルが対戦することがすでに決定。両クラブとの現在プレミアリーグで5位以内につけているため、ブライトンが6位以下に終わった場合でも、来季欧州カップ戦出場権獲得の可能性がある。

 なお三笘薫は昨年12月のリーグ戦再開以降、公式戦10試合で5ゴール1アシスト。リバプールをはじめビッグクラブとの対戦で結果を残している一方、今月18日のフルハム戦ではことごとくドリブル突破を阻止されるなど、対戦相手からのマークも厳しさを増している。