明治安田生命J1リーグ・横浜F・マリノスでプレーしていたGK高丘陽平(26)は、今月17日にMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスへの完全移籍が正式決定。18日の練習試合でデビューするとともに、クリーンシート達成でMLS開幕戦スタメン出場へアピール。試合後には英語で今後の課題点を語っている。
高丘陽平は昨季、横浜F・マリノスの正守護神としてJ1リーグ全試合に先発出場。チームのJ1制覇に大きく貢献するとともに2023シーズンの契約更新でも合意に達していたが、今月上旬にチームから離脱。17日になってバンクーバー・ホワイトキャップスと2024年12月までの2年契約によりサインを交わしている。
同選手は移籍決定翌日、ミネソタ・ユナイテッドとの練習試合で先発出場。前半20分にカウンターからピンチを迎えると、初めての守備機会でパラグアイ代表FWルイス・アマリージャのシュートをセーブ。その後も無失点でしのぎ、2-0とチームを勝利に導いた。
そして試合後には英語でインタビューに対応。「守備面でJリーグとMLSでは少し違う部分もありますし、できるだけこっちのやり方に慣れないといけないですね」と英語で課題点をあげると、現地のサポーターから「英語上手!」、「バンクーバーへようこそ!」とSNS上で熱烈な歓迎を受けている。
バンクーバー・ホワイトキャップスは今月26日のMLS開幕戦でレアル・ソルトレイクと対戦する。2022シーズンはチーム全体の失点数が「57」と、MLSウェスタン・カンファレンスで2番目に多かった。ピッチ上でのパフォーマンスのみならず、英語でのコミュニケーション能力もアピールした高丘陽平の活躍が期待される。
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