浦和レッズから期限付き移籍中のMF松尾佑介(25)擁するKVCウェステルローは、今月19日のベルギー1部リーグ戦でシント=トロイデンVV(STVV)と対戦する。この一戦を前に、KVCウェステルローのヨナス・デ・ルーク監督が立石敬之CEO(最高経営責任者)らSTVVの日本人幹部に言及した。
デ・ルーク氏は2017年8月からSTVVを指揮したものの、1シーズン限りで退任。その後はベルギー1部の強豪アンデルレヒトの監督やアシスタントコーチをへて、2021/22シーズンからKVCウェステルローを率いている。
同氏の古巣であるSTVVの経営権は、2017年11月にインターネット関連の事業を手掛ける合同会社『DMM.com』が取得。『DMM.com』の幹部である村中悠介氏や立石敬之氏らの主導により、これまでMF鎌田大地(26)やMF遠藤航(29)などカタールW杯出場組も含めて多くの日本人選手を獲得してきた。
そんなSTVVとの一戦を前に、デ・ルーク監督は17日の記者会見にて「日本人幹部が私を追い出したが、彼らに対する復讐心がまだ残っているかって?いや、それはもう過去のことだ」とコメント。
「この一戦で最も難しいのは、STVVが強固な守備ブロックを形成していることだ。彼らのアプローチは非常に消極的なので、中立的なサッカーファンは彼らのプレーを好まないかもしれない」と、STVVのプレースタイルを口撃している。
STVVは今季ここまでリーグ戦25試合を戦って9勝8分8敗。チーム全体の得点数が「26」とリーグ2番目に少ない一方、失点数は「28」と上位3クラブを除いて最も少ない。
元日本代表FW岡崎慎司(36)やカタールW杯日本代表GKシュミット・ダニエル(31)と松尾佑介による日本人対決が実現するか注目が集まる。
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