ブライトン所属MF三笘薫(25)のプレミアリーグにおける活躍、カタールW杯での日本代表の躍進により、イギリス国内では日本人選手に対する評価が高まっている。そんな中、リバプールの専門サイト『Liverpool.com』はリバプールに対して横浜F・マリノス所属の日本代表MF藤田譲瑠チマ(21)獲得を推奨した。
『Liverpool.com』は、三笘薫をはじめ欧州における日本人選手の活躍をうけて「最近ではJリーグからセルティックをはじめ欧州クラブへ移籍し、非の打ち所のない活躍をしている選手が多い。Jリーグのマーケットにもっと注目し、力を入れるべきだ。Jリーグのクオリティは年々高まっている」とし、欧州におけるJリーガーの需要が高まっていると主張。
「ここ数年間、移籍金が高騰しているヨーロッパの不安定な市場に対応するため、リバプールは三笘薫のような安価で獲得可能な逸材を見つけるために、Jリーグのマーケットに目を向けるかもしれない」とした上で、有望株のひとりとして藤田譲瑠チマの名前を挙げている。
また1試合あたりのボール奪取回数がJ1リーグトップであることを紹介すると「藤田譲瑠チマは今月16日に21歳になったばかりであるが、すでにJリーグで50試合以上に出場。A代表でもデビューしており、ポジショニング能力に長けている」と絶賛。
「中盤の若返りが必要」とリバプールの編成面における課題を指摘した上で「藤田譲瑠チマがリバプールでレギュラーを掴むとは限らないが、重要な選手となる可能性はある。三笘薫のように、周囲を驚かせるかもしれない。彼のような才能ある逸材を安価で獲得する価値はある」と、リバプールに藤田譲瑠チマの獲得を勧めたのだ。
その藤田譲瑠チマは2021年から横浜F・マリノスでプレー。中盤の主力選手として2022シーズンのJ1制覇に貢献したほか、昨年7月にはE-1選手権(旧東アジアサッカー選手権)の香港戦でA代表デビューを飾っている。
また先日には、21歳以下で守備的MFのプレーメイカーを対象とした『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』の算出データで世界トップ10入り。
国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関であるスポーツ国際研究センターが算出した「経験資本」の数値で世界第7位に輝いたほか、市場価値は350万ユーロ(約4億9500万円)と推定されている。
なおリバプールには過去に日本代表FW南野拓実(28)が在籍。オーストリア1部LASKリンツ所属FW中村敬斗(22)への関心が報じられるなど、日本人選手獲得が期待されている。
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