リーグアン(フランス1部)ASモナコ所属の日本代表FW南野拓実(28)は、今月11日のパリ・サンジェルマン(PSG)戦で途中出場。出場機会が少ない中でも好パフォーマンスを発揮してチームの勝利に貢献しただけに、フィリップ・クレメント監督の同選手に対する評価も高まっている。
南野拓実はフィジカル面を重視するチーム戦術にフィットできず、年明け以降はリーグ戦5試合つづけて出番なし。オランダ1部PSVアイントホーフェン移籍が噂されながらも残留し、モナコでの飼い殺しや日本代表落選の可能性を心配する声も上がっていた。
しかし今月5日のクレルモン戦で先発出場すると、自らの守備から追加点を演出。PSG戦でも72分からピッチに立って終盤に見せ場を作るなど、指揮官へのアピールに成功している。
するとクレメント監督は、16日に行われるUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフ・バイエル・レバークーゼン戦の前日会見にて「モナコの強さは、グループ全体がつねに準備万端であることだ」と、チーム全体が好調であることを強調。
その上で「PSG戦ではエリーゼ・ベン・セギルが良いパフォーマンスを見せたし、南野拓実もこのポジション(前線2トップの一角)で非常に効率的なプレーをしている」とコメント。南野拓実に一定の評価を与えたものの、レバークーゼン戦での起用法には言及しなかった。
今季ここまでリーグ戦7試合の先発出場と、依然として厳しい立場に置かれている南野拓実。復調の兆しを見せているだけに、今後シーズン終盤にむけてさらなるアピールが求められる。
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