明治安田生命J1リーグ・柏レイソルは、現在無所属であるブラジル代表MFルーカス・リマ(32)の獲得が厳しいと報じられている。そのルーカスは、ブラジル1部サントス加入に向かっている模様。2022シーズン限りで柏レイソルを退団したブラジル人MFドッジ(26)とチームメイトになる可能性がある。
ブラジルメディア『グローボ』は今月30日に「サントスがルーカス・リマと交渉」とリポート。選手サイドは低年俸による短期契約を受け入れる姿勢を見せているほか、サントス側も同選手との契約締結によるリスクが少ないことから、早ければ数日以内に合意に達する可能性があるという。
ルーカスの獲得を狙うクラブには、これまで柏レイソルやブラジル1部ゴイアス、ブラジル4部シアノルテFCの名前が挙がっていた。またブラジルメディア『Fanaticos』は19日に「ルーカスは、サポーターからの圧力が比較的低いクラブでプレーすることを望んでいる」
「ブラジル国内移籍の場合、減俸は避けられない。彼の移籍先として最も可能性が高いのは、高額年俸を受け取り、マスコミやサポーターからプレッシャーをかけられることもない柏レイソルだ」と予想。
しかしブラジルメディア『Band』のチアゴ記者は22日に「ルーカスはブラジル1部リーグで移籍先を探す。柏レイソル移籍は拒否した。自身のキャリアにおけるイメージアップにつながるような競争力のあるプロジェクトを望んでいる」と伝えていた。
なおルーカスは、かつて2015年にブラジル代表に選出。ロシアW杯南米予選ではパリ・サンジェルマン所属FWネイマール(30)らビッグネームとともにプレーしていた。
ただ直近数シーズンはパフォーマンスの低下が顕著となり、2021年8月にパルメイラスからフォルタレーザECへレンタル移籍。昨年7月以降に出場機会が減ると、2022シーズン終了後にフォルタレーザECをレンタル移籍期間満了により退団。パルメイラスも契約満了により退団していた。
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