カタールW杯日本代表FW前田大然(25)ら擁するセルティックは、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)を完全移籍により放出することで浦和レッズと合意に達したとみられている。現地の複数メディアは、清水エスパルス所属のU23日本代表FW鈴木唯人(21)やブラジル人FWチアゴ・サンタナ(29)がギアクマキスの後釜候補だと報道。しかし鈴木唯人に関しては、他クラブとの争奪戦を繰り広げる可能性があるようだ。
鈴木唯人は高卒1年目の2020シーズンからJ1リーグ30試合に出場すると、2年目の2021シーズンには早くもレギュラーに定着。昨年6月のU21日本代表戦での負傷により、2022シーズンはリーグ戦16試合の先発出場にとどまったが、それでもJリーグ界屈指の有望株として注目を集めている。
英メディア『フットボール・ファンキャスト』は鈴木唯人の動向について「彼は昨年の夏にもセルティック移籍が噂された。セルティックが今後数週間のうちにアプローチする可能性がある」と伝えている。
その上で「鈴木唯人を巡っては、クラブ・ブルッヘとの獲得レースに直面する」と報道。クラブ・ブルッヘの動きに関する詳細に触れていないものの、同選手に欧州の複数クラブが関心を寄せている現状をリポートしている。
クラブ・ブルッヘはベルギー1部リーグ17度の優勝を誇る強豪であり、直近5シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージに参戦。今季はベルギー1部リーグで首位KRCヘンクから勝ち点17差の4位に甘んじている一方、CLグループステージではアトレティコ・マドリードやバイエル・レバークーゼンを退けてベスト16入りを果たしている。
また昨年7月には、アルビレックス新潟からMF本間至恩(22)を完全移籍により獲得。本間至恩はクラブ・ブルッヘのセカンドチームに帯同する中、今季ここまでベルギー2部リーグで17試合中9試合の先発出場で3ゴール2アシストをマークしている。
なお清水エスパルスは今月16日の時点で、鈴木唯人やサンタナ、カタールW杯日本代表GK権田修一(33)、U23日本代表MF松岡大起(21)の去就について公式発表していない。
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