かつて京都サンガでプレーしていたU23シャルケ所属MF上月壮一郎(21)は、昨年末にシャルケとプロ契約を締結。今月からカタールW杯日本代表DF吉田麻也(34)とともにトルコ合宿へ参加している。そんな上月壮一郎には、今月21日のアイントラハト・フランクフルト戦でカタールW杯日本代表MF鎌田大地(26)や元日本代表MF長谷部誠(38)とピッチ上で対峙する可能性があるようだ。
上月壮一郎は2021年12月に京都サンガを退団すると、ドイツ5部FCデューレンをへて昨年8月にU23シャルケへ加入。ドイツ4部リーグ戦で8ゴール5アシストと結果を残したほか、トップチームの練習試合でも4試合つづけてゴールをマーク。昨年12月30日に2025年6月までのプロ契約を勝ち取っている。
同選手は今月10日、吉田麻也とともに練習試合・ニュルンベルク戦で前半45分間プレー。5試合つづけてゴールを決めることはできず、チームも0-1で敗れた。
それでもシャルケのトーマス・レイス監督はドイツメディア『キッカー』のインタビューで「つねに良い仕事をしていれば、必ず報われる。上月壮一郎は我々のチームの一員にふさわしい。まだ改善の余地があるが、私は彼のコミットメントに何の疑いも持っていない」と称賛。
その上で「今年の最初の公式試合であるフランクフルト戦で、彼がプレーする可能性を排除したくない。(日々のトレーニングから)彼の屈託のない態度を感じることができる。プレッシャーが増してもそれが変わらないことを願っている」とコメント。
『キッカー』は指揮官の発言を受けて「上月壮一郎は今ではフランクフルト戦のスタメン候補にさえなっている」と綴っている。
なお今季ここまでレギュラーを張っていた吉田麻也は、DFイブラヒマ・シセ(21)、DFレオ・グライムル(21)、ポーランド代表DFマルチン・カミンスキ(30)とのポジション争いを強いられる可能性が伝えられている。
またレイス監督は先月9日、ドイツメディア『シュポルト1』のインタビューにて「吉田麻也を含めて、全員がもう一度自分自身を証明しなければならない。ポジション争いはオープンだ」とコメント。吉田麻也のレギュラーを確約しない方針を打ち出している。
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